収録されている鍵専門用語
錯鍵錯鍵とは特定の錠前や施錠装置に合わない鍵を選んでしまい解錠や施錠が成立しない状態を指します。見た目が似た鍵を差したときに起こりやすく鍵が合っていないのに操作を続けることで別の不具合を招く点が重要で錯鍵の代表的な症状は差し込みが途中で止まることです。奥まで入っても回らないこともあります。回せそうに見えても強い抵抗が出て途中で止まることもあります。かろうじて動いても解錠位置まで到達せず手応えだけが重く感じる場合もあります。多くの錠前は鍵の山の高さや溝の位置が一致したときだけ内部の部品がそろい回転できる仕組みで合わない鍵では内部がそろわないため回転が止まります。ここで力をかけると鍵が曲がることがあり鍵が折れることもあります。錠前内部の部品が傷んで本来は正常な鍵でも回りにくくなる場合があります。
形状やピン配置の不一致
鍵穴の形は入口だけでなく奥側の溝の形も含めて決まっていて鍵の外形が似ていても溝の位置や幅が違うと途中で引っかかります。入口を通過しても鍵山の高さが合わなければ内部のピンが所定の位置にそろわないため回転できません。結果として差せるのに回らないという錯鍵らしい症状になります。
鍵の種類の誤り
鍵束の中で似た形の鍵を取り違えると錯鍵になります。玄関用の鍵と別の扉の鍵を間違える場合もあります。用途が異なる鍵は規格が違うため差し込めたとしても内部構造が一致せず正しく動作しません。鍵穴に入ることだけで適合を判断しないことが大切です。
異なるメーカーの製品
鍵と錠前は同じ規格や同じ系列で精度を合わせて作られます。そのため外観が近い鍵でもメーカーやシリーズが違うと溝の寸法や厚みが合わず錯鍵になります。互換をうたう鍵でも仕上げの差で動きが重くなり錯鍵のように感じる場合があります。
損傷や摩耗
鍵が摩耗して山が丸くなると内部の部品が正しい位置まで動かず回りにくくなります。鍵の先端の欠けや曲がりでも差し込みが不安定になり錠前側も摩耗や変形で動きが渋くなることがあります。さらに砂埃などの汚れが入ると抵抗が増えて錯鍵と同じような症状が出ます。
錯鍵が疑われるときは無理に回さず一度操作を止めてください。正しい鍵を選び直し別の鍵で同じ症状が出ないか確認すると切り分けやすくなります。改善しない場合や鍵が抜けにくい場合は鍵の業者に相談すると安全です。適合する鍵で確実に操作できる状態を保つことが防犯の面でも重要です。
